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2025.04.11

ウイングトラベル

★フィジー、日本人客誘致へ一層尽力

 「ロロマ・アワー」通じ、持続可能な観光推進

 

 フィジー政府観光局は4月10日、東京都内で「ジャパン・ロードショー2025」として、旅行会社向けの商談会とメディアイベント、そしてレセプションを開催した。このうちメディアイベントでは2024年のフィジーへの日本人渡航者数がコロナ禍後最多となる約9500人となったことを報告した。同観光局は日本人旅行者について重要なマーケットであり、今後さらに成長させていく方針を明確にするとともに、新たな観光施策として、環境保全や地域住民との交流などを盛り込んだ新たなプログラム「ロロマ・アワー」を展開することを発表。持続可能な観光にも力を入れていくことで、フィジーの多様な魅力を積極的に訴求していく考えだ。

 

 昨年の日本人渡航者数は約9500人
 前年比22%増、コロナ禍以降最大に

 

 メディアイベント冒頭ではフィジー政府観光局の地域統括責任者を務めるロバート・トンプソン氏があいさつした。
 トンプソン氏は「2024年フィジーには100万人以上の海外からの訪問客を受け入れた。そのうち日本からの訪問者は9500人近くに達し、前年から22%の増加となった」と述べるとともに「日本はフィジーにとって重要なマーケットの1つであり、今後さらに成長させていきたいと考えている」とし、日本からの観光誘致促進に向けて、より一層注力していく考えを示した。
 さらにトンプソン氏は「フィジーの観光業は経済の中心であり、観光収入の約7割が国内に還元され、地域社会の発展、雇用創出、持続可能な成長に貢献している。われわれは、メディアを含めたさまざまな人々との協力のもと、これからも世界中の人々をフィジーで迎えたいと考えている」とし、フィジー国民が一体となって世界からの観光客を温かく迎える姿勢を改めて強調した。
 最後にトンプソン氏は「フィジーはカップル、ファミリー、そして冒険を求める旅行者に最適な場所で、あらゆる旅のスタイルにぴったりの体験が待っている。さらにフィジーのラグジュアリーホテルや温暖な気候が、今の為替レートのもとでも非常にお得に楽しめる」点をアピールした。

 

※写真=フィジー政府観光局のロバート・トンプソン地域統括責任者