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2025.04.11

WING

ブルーインパルス、国産SAFで万博上空を飛行

 ブルーインパルスが国産SAF(持続可能な航空燃料)で飛ぶ―――。大阪・関西万博が開幕する4月13日、航空自衛隊が誇るブルーインパルスが、万博上空で展示飛行する。廃食用油を原料にSAFの製造を進める日揮ホールディングス、コスモグループらが明らかにした。
 両社によれば、ブルーインパルスへの国産SAFの供給は、4月10日に関西国際空港で行った。供給したSAFは全国各地から集めた廃食用油を原料に、コスモ石油堺製油所のSAF生産設備で生産したもの。国際認証制度「ISCC CORSIA認証」および「ISCC EU認証」を取得済みで、コスモ石油、日揮ホールディングス、そしてレボインターナショナルの3社で設立したSAFFAIRE SKY ENERGY(サファイアスカイエナジー)が製造し、このたびコスモエネルギーグループを通じてブルーインパルスに初めて供給が実現した。さらに、ISCC認証で規定されるサステナブル証明書を航空自衛隊へ提供した。

 

※写真=ブルーインパルスが国産SAFで万博会場上空を飛行(提供:航空自衛隊)