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2025.04.23

ウイングトラベル

★JAL、6月から国際線燃油サーチャージ引き下げ

韓国500円、北米・欧州は4000円減に

 日本航空(JAL)は4月21日、6月から適用する国際旅客便の燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)の改定を国土交通省に申請した。これにより例えば韓国線の燃油サーチャージは現行3500円のところ3000円に引き下げ。北米・欧州などの長距離線は現行3万3000円となっているが、4000円引き下げた2万9000円とする方針だ。
 足下では物価高、景気減速懸念があるものの、為替が円高傾向に振れてきているほか、燃油サーチャージの引き下げもアウトバウンドにとって追い風となりそうだ。
 JALは燃油サーチャージを2カ月ごとに見直している。直近2カ月間の燃油市況価格平均に基づき算出しており、今回の6月1日~7月31日までを対象とした燃油サーチャージについては、今年2月から3月のシンガポールケロシン市況価格2カ月平均をもとに計算した。期間中、シンガポールケロシンの平均市況は1バレルあたり88.25米ドルに。これに同期間の為替平均1米ドル150.49円を乗じたシンガポールケロシン市況の円貨換算額は1万3281円となり、同社の燃油サーチャージ条件表のZone H(1万3000円基準)の金額となった。

 

※写真=JALが6月~7月適用の燃油サーチャージを引き下げへ