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2025.04.24

WING

ボーイング第1四半期、営業損失3100万ドル

 民間機納入増で売上増加、業績改善へ取り組み推進

 ボーイングが4月23日(現地時間)に発表した2025年1~3月期決算によれば、期間中の純損失が3100万ドルとなった。前年同期の3550万ドルの純損失から、わずかながらも損失幅が縮小した。また、売上高は前年同期比18%増えた194億9600万ドルとなった。これは737MAXの生産量が改善し、顧客に対する納入数が増加してきたことなどが主因だ。損失幅がやや改善したとはいえ、業績回復の道のりは険しい。とりわけ米中貿易戦争が過熱化し、中国側がボーイング機の受け取り拒否を決め込むなど態度を硬化させており、今後の業績への影響が懸念されるところ。