★「ミロ展」でスペイン観光プレゼンテーション

　2025年日本人訪問者、コロナ前へ完全回復予想

　スペイン大使館観光部およびカタルーニャ州政府観光局はこのほど、東京都美術館で開催中のジュアン・ミロの大回顧展「ミロ展」にあわせ、業界関係者向けのスペイン観光プレゼンテーションおよび交流会を実施した。
　プレゼンテーションの冒頭で、ハイメ・アレハンドレ駐日スペイン大使館観光参事官兼スペイン政府観光局局長が登壇し、現在のスペイン市場の動向について説明。2024年の日本からの渡航者数はコロナ前の2019年比で61％を超える回復率で、約41万人に達し、総消費額においては、2019年の86％まで達していることを明かした。さらに2025年のスペインへの日本人訪問者数はコロナ前水準100％への完全回復が見込まれることを強調した。
　また、スペイン大使館観光部は本年5月9日に創設50周年を迎えることから、当時の資料と現在の状況を比較しながら、スペイン観光の変遷を紹介。100年以上の歳月をかけて建設が進められてきたサグラダ・ファミリアが間もなく完成を迎えることや、巡礼路として知られるサンティアゴ・デ・コンポステーラをはじめとする変わらぬ魅力、ホスピタリティや食文化、豊かな自然と文化遺産についても言及した。

※写真＝ハイメ・アレハンドレ駐日スペイン大使館観光参事官兼スペイン政府観光局局長