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2025.04.25

ウイングトラベル

★成田空港24年、外国人旅客数が過去最高更新

 5期ぶりに年間旅客数4000万人の大台を突破

 成田国際空港会社(NAA)は4月24日、2024年度(2024年4月~2025年3月)の空港運用状況を発表した。2024年度の航空機発着回数は、前年度から約2.5万回増加し24万5529回となり、コロナ禍からの回復傾向が一段と鮮明になった。航空旅客数全体がコロナ前の2019年度以来、5期ぶりに4000万人の大台を突破し、4077万人を記録した。
 国際線旅客数は旺盛な訪日需要に後押しされ、19年度比98%の3337万人に達し、コロナ禍前の水準にほぼ回復した。中でも外国人旅客数は19年比137%の2273万人と、2023年度の1789万人を大きく上回り、2年連続で開港以来の最高値を更新し、インバウンド需要の力強さを裏付ける結果となった。
 一方、日本人旅客は前年度比122%、19年度比61%の828万人と、前年度から約2割増加したものの、コロナ禍前の水準には依然として開きがある。国際線旅客便の発着回数は19年度比93%の16万2120回となった。
 国内線は冬ダイヤからの機材繰り等による減便の影響を受け、旅客数は前年度比95%、19年度比99%の739.8万人、発着回数は前年同期比93%、19年度比86%の4万6553回といずれも前年度を下回った。
 貨物部門は国際線貨物便の発着回数が前年度比100%、19年度比123%の3万87回とほぼ前年度並みとなった。国際航空貨物量は前年同期比107%、19年度比96%の196.9万トンと堅調に推移している。

 

※成田空港2024年度旅客数が5期ぶりに4000万人超え。旺盛な訪日需要が牽引