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三菱電機、樹脂成形導波管スロットアレーアンテナを開発
金属製より軽量、大幅低コストで高性能実現、気象レーダー用等に期待
三菱電機は先頃、低サイドローブ、不要偏波抑制、高放射電力効率を有し、樹脂成形でアンテナを構成することから軽量化、低コスト化も実現した「樹脂成形導波管スロットアレーアンテナ」を開発したことを明らかにした。同社では、これによりレーダー分野での観測範囲拡大、高精度化、通信分野での大容量化・高速化に貢献するものとしており、今後、気象レーダー分野への適用を視野に、実用化に向けた開発を進める考えを示している。
この開発は、科学技術振興機構の研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)の「卓越した電波干渉低減能力を有する新リッジ構造の樹脂製導波管アンテナの開発」の助成を受けて、広島大学と共同で、最適なビーム成形を可能とする新リッジ構造を開発したもの。
※写真=樹脂成形導波管スロットアレーアンテナ試作機(提供:三菱電機)