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2019.02.07

WING

日本空港ビル第3四半期、3倍超の純利益314億円

TIAT連結子会社化で収益構造変化、特別利益259億円も
 
 日本空港ビルデングが2月6日に発表した2018年度第3四半期決算によれば、売上高が対前年同期比24.4%増加した2073億5300万円と、大幅な増収を確保した。昨年4月に羽田空港国際線ターミナルを運営する東京国際空港ターミナル(TIAT)の第三者割当増資の引き受けに伴う連結子会社化したことで収益構造が変化したことのほか、特別利益259億6000万円が発生したことなどが主な要因。さらに訪日旅客需要を中心とした旺盛な旅客需要で非航空系収入が好調に推移するなど、売上拡大に貢献したことも追い風となった。そうしたなか損益ベースでは、営業利益が84.5%拡大した194億1100万円、経常利益ベースでも33%増加した177億1400万円となり、四半期純利益は前年同期比3.2倍増えた314億7000万円に達しており、大幅な増益となった。

 

施設管理業、営業収益47.4%拡大

 

物販事業、営業利益53.7%増加
国際線は中国人買い控えで伸び鈍化

 

飲食業、機内食新規取引などで営業利益21.8%拡大

 

※写真=日本空港ビルデングはTIATを子会社化するなど訪日需要拡大や羽田国際線枠拡大などのチャンスに向けて体制を整えている