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海自、一般幹部候補生卒業、109名が外洋練習航海へ
在学中に西日本豪雨発生、災害派遣で救難活動も
海上自衛隊は2月7日、広島県江田島市の幹部候補生学校で一般幹部候補生課程(部内課程)を修了した第52期生109名(うち女性7名)の卒業式および外洋練習航海を実施した。卒業生たちは学校長の南孝宣海将補からの「経験を糧として引き続き国民へ奉仕せよ」との言葉に身を引き締めつつ、練習艦「せとゆき」および「しまゆき」に乗り込んで、1ヵ月半にわたる外洋練習航海へ出発した。この航海は2月7日から3月19日までの期間行い、卒業生を含む約420名が沖縄からカンボジア(シハヌークビル)、ベトナム(ダナン)へ寄港するもの。第1練習隊司令の中釜義之1等海佐が指揮する。航海から戻ってきた卒業生は、部隊勤務を経て、7月1日に3等海尉へ任官することになる。
第52期卒業生は3等海曹昇任後、去年6月に入校した。しかしその直後、6月末から7月上旬にかけて西日本を中心に平成30年7月豪雨が発生し、地元広島などで災害派遣活動を行うこととなった。また同時に、幹部候補生学校内でも断水が発生するという被災も経験した。
8ヵ月の訓練経て卒業も直ちに航海へ
なお、当初はP-3C、SH-60J、T-5、TC-90による祝賀飛行を計画していたが、視程が悪く中止となった。
※写真1=南学校長から卒業証書を授与する卒業生
※写真2=家族や来賓に見守られながら外洋練習航海へ向かう
※写真3=卒業生が「せとゆき」「しまゆき」に乗り込むため、桟橋からボートに並ぶ