記事検索はこちらで→
2019.02.13

ウイングトラベル

1月の旅行業倒産は3件、負債3.8倍の2億円強

 東京商工リサーチ(TSR)によると、1月の旅行業倒産件数は3件(前年同月比2件増)、負債総額は3.8倍の2億900万円だった。3件ともに販売不振による破産。業績がジリ貧で推移する小・零細規模の業者が行き詰まりを見せている。
 主な倒産事例をみると、(株)エー・ティー・シー(大阪市北区)は国内外の格安航空券や国内旅行を扱う第2種旅行業者で、ネット販売を中心に2015年3月期には売上高12億4415万円を挙げていたが、近年は航空会社による直販や航空機の小型化などの影響で業況が悪化し、2018年3月期には売上高4億円まで減少していた。2018年10月19日までに事業を停止し、2019年1月8日に大阪地裁より破産開始決定を受けた。負債総額は1億7841万円。