WING
石井国交相、羽田増枠「米国へ12枠」
1日50便中24便が米路線に、日米で12便ずつ
石井啓一国土交通大臣が2月12日の閣議後会見で、羽田空港増枠について、「米国へ配分すべき発着枠数は12枠とする共通認識を持つに至った」ことを明らかにした。これにより1日当たり約50便を増枠する羽田空港国際線発着枠は、およそ半数の24便が米国線に振り分けられるかたちとなり、日米双方の航空会社でそれぞれ12便ずつ配分することになる。
石井大臣によれば、「米国時間7日から、米国当局の判断において、米国航空会社への国内配分手続きに着手したとの報告を受けている」とのこと。これに先立って先月30日には、野上浩太郎官房副長官が会見で、日米両政府で交渉を進めていた横田空域の一部通過について、「在日米軍との間で昨日、基本合意がなされた」ことを発表。2020年夏の羽田空港国際線発着枠の3.9万回の増加に向けて、効率的な新たな飛行経路を敷くことができるようになり、増枠に向けて大きく前進する形となっていた。
※写真=羽田空港増枠分のうちおよそ半数が米国線となる方向が固まった