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ノースロップ・グラマン、米空軍より次世代航法システムを受注
GPS使用不能時の慣性航法装置の新方式を研究開発へ
ノースロップ・グラマンは2月11日、米空軍より「EGI-M」と呼ばれる次世代GPS組込み慣性航法装置近代化の研究・試作・開発(EMD)契約を5900万ドルで受注したことを明らかにした。同社では、この新航法システムは、GPSが使えなくなった時に正確な位置・航法・時刻(PNT)を提供するものだとしている。
EGI-Mは新世代のGPS受信機と合体し、新たな軍用宇宙用シグナルのM-Codeでの安全で正確な送信が行えるようになる。EGI-Mは全軍種にわたる多くのプラットフォームと統合され、米国外カスタマー向けの輸出可能バージョンも開発される予定という。最初にEGI-Mを搭載するプラットフォームは空軍のF-22戦闘機と海軍のE-2D早期警戒機となるという。
※写真=最初にEGI-Mを搭載することになるE-2D早期警戒機(提供:米海軍)