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2019.02.18

WING

ロシアの爆撃機4機が日本海、太平洋を飛行

Su-35戦闘機も4機が日本海を飛行

 統合幕僚監部は2月15日夜、ロシアのTu-95爆撃機4機が日本海および太平洋を四国沖まで、Su-35戦闘機4機が日本海を、防空識別圏を超えて飛行したため、戦闘機を緊急発進させるなどして対応したことを明らかにした。
 Tu-95爆撃機の2機編隊がまず山陰沖から日本海を北上し、宗谷海峡を超えてオホーツク海方面に去った。このTu-95と同じ航跡でSu-35戦闘機2機編隊が山陰沖から佐渡沖まで飛行し、沿海州方面に向かった。これと入れ替わるように別のSu-35の2機編隊が沿海州方面から佐渡沖に向かい、日本海をTu-95と同じ航跡で礼文島沖まで飛行し、西方に向け去った。更にTu-95の2機編隊が北方領土付近から太平洋側を沿岸沿いに南下し、伊豆諸島を通過し、四国沖まで南下、反転して北上し、北方領土からオホーツク海を飛行し、宗谷海峡を西向きに通過している。統幕ではTu-95の2個編隊は飛行時間的に同一航空機の可能性もあるが確認中という。なお緊急発進は北部、中部、西部各航空方面隊が実施している。

 

※写真=航空自衛隊が撮影したSu-35戦闘機(提供:統合幕僚監部)

※写真=同じく航空自衛隊が撮影したTu-95爆撃機(提供:統合幕僚監部)

※地図=2月15日のロシア機の行動概要(提供:統合幕僚監部)