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2019.02.20

WING

岩屋防相、海兵隊機能と地理的に「辺野古しかない」

安全保障上、極めて重要な位置、日米抑止力発揮

 岩屋毅防衛大臣は2月19日の閣議後会見で、普天間飛行場の移設について、米海兵隊機能を集中させる必要性と、地理的重要性の2点から、移転先の選択肢が辺野古しかないことを改めて強調した。過去の防衛大臣の中には移転先を沖縄県以外でも対応できるという意見もあった、との指摘に対して「やはりそれぞれの機能が近接している必要性がある」と話し、辺野古への移設を進める姿勢を示した。
 岩屋大臣は、普天間飛行場を拠点とする米海兵隊の能力に注目して「それぞれの機能がばらばらに存在していては用をなさないというか、力を発揮できない組織」だと説明。司令部、陸上部隊、航空部隊、後方支援部隊の4つが統合されることで、本来の能力を発揮できるという。さらに、沖縄の地理的特性にも注目。沖縄が東アジア各地域に近い位置にありながら、日本周辺諸国との間には一定の距離を置いている。そして、日本の守りの最前線である南西地域のほぼ中央にあって、日本のシーレーンにも近いため、沖縄県の位置が「安全保障上、極めて重要な位置にあると思う」と述べた。
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