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米国防総省、F-35の部品修理を9ヵ国に割当て
400品目、まず欧州6ヵ国、太平洋地域は豪、日、韓で
既報のように米国防総省は先頃、F-35戦闘機の部品の世界的なMRO&U(整備、修理、オーバーホール、改修)体制の割当てを発表したが、その全貌が明らかとなった。アビオニクス、救命装備品、降着装置、キャノピー、ポンプ、バルブ、電力システムなど400品目を越える修理可能品について、まず、2021年から2025年までに英、伊、オランダ、デンマーク、ノルウェー、イスラエルに割り当てた修理態勢を整備する。次いでF-35の機数増加による修理需要の増加に合わせて2025年以降は太平洋地域の豪州、日本、韓国にもMRO&U機能を拡大するというもの。
国防総省のF-35プログラム統括官を務めるマット・ウィンター海軍中将は、世界的に部品のMRO&U機能を展開することで、部隊の部品入手性を高め、F-35の可動率を高める考えを示している。
※写真=F-35Aの列線整備状況(提供:米国防総省)