ホテル・ニッコー・グアム
ブランドリフレッシュを立ち上げ
ゲストエクスペリエンス向上へ
最新アプリ導入やバスアメニティ刷新も
ブランドリフレッシュ
「Effortless Eden」
海に向かって大きな羽を広げた鳥の姿を連想させる印象的デザインを誇るホテル・ニッコー・グアム。全客室470室のすべてから真正面に海が見える「オーシャンフロント・ビュー」という大きな魅力を実現している。グアムの歴史と大自然が色濃く残るガンビーチとグアム観光の中心であるタモンにも徒歩圏内と、贅沢なロケーションに位置。またホテル・ニッコー・グアムの行き届いたサービスは日系ホテルならではの強みであり、日本市場での人気の高さを支える理由の一つとなっている。
ホテル・ニッコー・グアムはこうした強みを維持したうえでパンデミック後のニューノーマル時代に対応し、さらなる魅力向上を図るため、ブランドのリフレッシュに着手。より快適なサービスとリゾート体験を提供する「エフォートレス・エデン(Effortless Eden)」をメインコンセプトに、「Ease」「Escape」「Ensure」をコアバリューとして日常からの解放と寛ぎを求めてやって来る旅行者に届ける取り組みを進めている。
最新モバイル・アプリを導入
ホテル・ニッコー・グアムでは、新コンセプトに基づく取り組みの一環としてウェブサイトを刷新し、ホテルの施設やサービスに関する最新情報をよりスムーズに入手できるように改良。オンライン予約の操作もより円滑に行えるサイトを実現した。
また、2022年8月中旬より、新しくホテル・モバイル・アプリを導入した。宿泊客はアプリをインストールした各自のスマートフォンを使い、到着前にオンラインでチェックイン手続きしたり、そのままスマホをデジタルルームキーとして使用したりできる。
滞在中はアプリ経由でホテルからの各種インフォメーションを受け取れるだけでなく、館内レストランでの食事やアクティビティの予約ツールとして使うことも可能だ。
バスアメニティをグレードアップ
宿泊客のゲストエクスペリエンス向上にも取り組んでいる。たとえば最も客室数が多く、利用しやすい価格帯でパッケージツアーの商品化にも最適なスタンダードカテゴリーのオーシャンフロント(243室)と、一つ上のカテゴリーであるオーシャンフロント・デラックス(79室)では、バスアメニティを「ロクシタン」ブランドにアップグレードした。
またワンランク上のカテゴリーとなるオーシャンフロント・プレミア(130室)と各スイートルーム(計18室)ではバスアメニティを「アトキンソン」ブランドにアップグレードしている。ロンドン発のハイブランドとして知られる「アトキンソン」のバスアメニティを導入するのはグアム島でホテル・ニッコー・グアムが初めてだ。
さらにパンデミック下の2年間をかけて宿泊客の食体験向上のための改革を進めるなかで、ドリンクメニューを大幅に変更。これまで以上に料理との組み合わせや調和を徹底的に意識したドリンクメニューを考案した。
新アプリが到着時から滞在中までのゲストエクスペリエンスを向上し、快適さを増した客室と卓越したダイニング体験を提供する体制を整備したことで、ホテル・ニッコー・グアムは旅行者にとっての「エフォートレス・エデン」を目指す取り組みを前進させている。
SDGs対応も推進
ホテル・ニッコー・グアムは、ホテルとしてのSDGs対応も強化しており、とくに環境への配慮を徹底している。バスアメニティは使い捨てのボトルではなく、詰め替え可能な大型ボトルを採用することで廃棄プラスチックの削減に取り組んでいる。また客室に置くカップも、環境に優しい素材で作られた「ハスキー(Huskee)」のタンブラーを採用。コーヒー豆の製粉過程で出る廃棄物(豆の種や薄皮)から作るエコ複合ポリマー素材を使ったこのタンブラーは、宿泊客が持ち帰ることもでき、今後の持続可能な未来の一端を担っていただければという思いがこもっている。
さらに今後は、各フロアにウォーターディスペンサー(給水機)を設置することで、客室に提供しているミネラルウォーターに使用されるペットボトルの削減にも取り組んで行く計画だ。
このほか宿泊客が自然の中で楽しめるアクティビティの拡充も図っている。たとえば早朝の静かなプールサイドで潮風を感じながら、宿泊客が無料で体験できるヨガ・プログラムを提供(週2回実施)している。
ホテル・ニッコー・グアムでは、新コンセプトを表現した「エフォートレス・エデン(EffortlessEden)」の動画を作成した。以下各SNSから参照できる。
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