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2022.10.18

教育旅行に適した体験素材4選【ニュー・サウス・ウェールズ州】

豊かな自然の中で動植物に触れ、シドニーのビーチでサーフィン文化を体験

© Destination NSW

 

 

 

 

日本からの教育旅行先として人気が高いニュー・サウス・ウェールズ州。安全性や豊かな自然、多国籍文化、教育水準の高さなど、教育旅行の条件が整っているためだ。また、オーストラリア最大の都市シドニーは、日本からの直行便が多いことも魅力の1つ。現在、日本航空全日空カンタス航空が羽田・シドニー間を定期運航している。ここでは、教育旅行におすすめの体験素材を厳選して紹介しよう。

~Sydney~

 

お勧め素材①

タロンガ動物園

ガイドの案内で学ぶ固有の動物や保護活動

 サーキュラー・キーからフェリーでアクセスもできる歴史ある動物園。シドニー湾に面した園内には、コアラやカンガルー、ワラビー、エミュー、ウォンバットなどオーストラリア固有の動物をはじめ、海洋生物や爬虫類なども展示されている。

 教育旅行には、熟練ガイドが案内してくれるオーストラリアン・ウォークアバウト・ツアーがおすすめだ。動物と一緒に撮影したり、ケーブルカーに乗ったりとアクティブに過ごしながら、同園の取り組みについて学ぶことができる。所要時間は1~1.5時間で、ツアー中は英語オンリーとなる。

 

 

 

https://taronga.org.au/

 

 

お勧め素材②

レッツ・ゴー・サーフィン

シドニーでサーフィンやビーチ文化を体験

 シドニー近郊のボンダイ・ビーチを拠点とするサーフィン・スクール。教育旅行の受け入れにも積極的で、さまざまなプログラムを開発している。

 サーフィン・レッスンはもちろん、ライフセービングの歴史や海の中で安全を守る方法を学ぶなど、ビーチ文化が発達しているオーストラリアならではのプログラムもあって興味深い。スタッフはいずれも政府のスポーツ委員会やサーフィン・オーストラリアといった組織から認可を受けているので安心だ。プログラムは通年実施されており、グループの規模や予算などに応じた調整も可能。

 

https://letsgosurfing.com.au/

 

~Port Stephens~

お勧め素材③

オークベール・ワイルドライフ・パーク

動物と間近に接し、保護や飼育について学ぶ

 シドニーの北、車で約3時間のポート・スティーブンスに位置する野生動物公園。約10万㎡の敷地にオーストラリア固有の動物をはじめ、爬虫類や家畜など多様な動物を保護・飼育している。

 教育旅行は子供から大学生まで幅広い学生に対応しており、いくつものプログラムを用意。かわいい動物に触れたり、爬虫類に餌をあげたりといった体験も可能だが、固有種の保護について、あるいは家畜のライフサイクルについて議論するプログラムもおすすめだ。牛肉の生産施設を見学することで、畜産の本質を学ぶこともできる。

https://oakvalewildlife.com.au/

 

~Byron Bay~

 

お勧め素材④

トロピカル・フルーツ・ワールド

広大なフルーツエコファームで学ぶSDGs

 州北部のバイロン・ベイから北に45分のフルーツ農園。広大な土地に、500種を超える世界各地のトロピカルフルーツを栽培している。

 トラクターツアーや珍しいフルーツの試食ができるほか、SDGsの学習要素も豊富。例えば廃棄物をグッズのパッケージなどにリサイクルすることで持続可能な消費に取り組んでいる点は12番に相当。森林や土壌の維持・管理、生態系の保護といった取り組みについて知ることは15番をテーマにできる。ソーラーシステムの有効活用については、7番のエネルギーがテーマになるだろう。

https://www.tropicalfruitworld.com.au/

 

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