都市部での会議・コンベンションも/リゾートでのインセンティブも【クイーンズランド州①】
どんなビジネスイベントにも最適な舞台とアクティビティを提供
日本から一番近いオーストラリアであるクイーンズランド州は、季節に関係なく年間を通じて時差がわずか1時間しかなく温暖な気候にも恵まれている。しかも州内各地に日本から直行便が運航されており人気の海外旅行デスティネーションとなっている。またMICEの目的地としての魅力は、どんなビジネスイベントにも活用できる豊富なアクティビティが揃っていること。しかも参加者やイベントの性格に合わせて都市部からリゾートまで、さまざまな舞台設定を選択できるのもプランナーにとっては心強い点だ。
[ブリスベン]
クイーンズ・ワーフ・ブリスベン
市中心部のリバーフロントを再開発
2032年の夏季オリンピック・パラリンピック開催に向けて大規模再開発が進むブリスベン中心部でも最大級のプロジェクトがクイーンズ・ワーフ・ブリスベンだ。ブリスベン川沿いのノースバンクにある広さ12ヘクタールのクイーンズ・ワーフを、複合リゾートエリアとして再開発するもので総工費は36 億豪ドル、日本円に換算しておよそ4000億円の巨大プロジェクトだ。コロナ禍前から工事が進められており今年中の開業を予定している。
ビジネスイベントのプランナーが注目すべきは、ロケーションの良さと、ホテルや娯楽施設をはじめとする各種施設の充実ぶりだ。市中心部に位置するため市内各所からのアクセスが良好で、ブリスベン・コンベンション&エキジビション・センター(BCEC)がある対岸のサウスバンクにも、新設される歩行者専用の橋を使えば簡単に渡れる。
ホテルは5ツ星のザ・スターグランド(340室)のほか、4.5ツ星のドーセット・ブリスベンやオーストラリア初のホテルとなるローズウッド・ブリスベンなどが進出
予定で、合計客室数は約1000室が見込まれる。
娯楽施設はスター・カジノに加え、バーやレストランも併設する地上100mの展望台「スカイデッキ」があり、ショッピング施設では100以上の高級ブランドを販売すDFS「Tギャラリア」が出店する。さらに市中心部で最大規模となる約2000㎡の屋内エンターテインメントスペースも開業する。
Queen’s Wharf Brisbane
https://queenswharfbrisbane.com.au
YOTバイス
スーパーヨットで豪華なビジネスイベントを
クイーンズランド州クーメラマリーンで2019年にスーパーヨット・ビジネスを開始したYOTクラブ社が、新たに導入した貸切用のスーパーヨットがYOTバイス。全長90フィート(約27m)で2フロアの乗客スペースに76名まで収容可能。最新型スーパーヨットでブリスベン川を航行しながら船内でビジネスイベントを開催できるのが特徴だ。
航行中は川面から眺めるブリスベンの美しい街並みを楽しめる。船内にはフルサービスのカクテルバーやビールカウンターが設けられ、各種アルコールやケータリング料理を提供できる。また55インチのデジタルT Vや音響機器も完備しており、会議やイベントなど幅広い目的に対応できる。
このほかヨットからSUP(スタンドアップパドルボド)を漕ぎ出したり、花火イベントを実施するなど、リクエストに応じて各種アクティビティをアレンジすることもできる。
YOT VICE
https://yotclub.com.au/yot-vice-private-charter