Venue & Experience ビジネスイベントに最適なベニュー＆体験プログラム
SDGsにも本気
ビジネスイベントに最適なベニュー＆体験プログラム
民間企業にも積極的な取り組みがみられるSDGsは、ビジネスイベントの場においても求められている。ここでは、持続可能な運営を意識したオーストラリアのユニークベニューや体験プログラムを州別に紹介しよう。
ノーザンテリトリー
Venue
ダーウィン・コンベンション・センター
多角的にSDGｓ貢献目指す大規模施設
ダーウィン国際空港から約15分でアクセスできるノーザンテリトリー最大の会議・イベント施設。ウォーターフロントに位置し、国際会議や大規模な展示会をはじめ、授賞式、セミナー、コンサート、スポーツイベントなどを開催できる。建物は可能な限りエネルギー効率を高められるようデザインされており、エネルギーの消費量を最小限に抑制。ほかにも排水システムに屋根を活用したり、地元の食材を使用することで持続可能なフードサービスを提供したりと、運用面でもさまざまな工夫が凝らされている。
Darwin Convention Centre
https://www.darwinconvention.com.au
西オーストラリア州
Experience
ソルト＆ブッシュ・エコツアー
専門ガイドと行く自然体感ツアー
パースの南、車で約90 分のヤルゴラップ国立公園などで催行されているエコツアー。いくつもの湖や湿原が連なる豊かな自然が残り、多くの野鳥や野生の動物たちが生息している。環境保全分野でのキャリアをもつジェイミーと地質学者ベースの案内により、カヤックツアーやブッシュウォーキング、ドルフィウォッチングなどを楽しむことができる。ナチュラリストガイドで自然愛好家の2人は環境保全活動にも力を入れており、SDGsや地質学の視察を取り入れたMICE向けプログラムをアレンジすることも可能だ。
Salt and Bush Eco Tours
南オーストラリア州
Venue
ナショナル・ワイン・センター
ワイナリーのあるモダン施設でMICEを
アデレード中心部、植物園に隣接する近代的な施設。最新のテクノロジーを駆使した展示やガイドツアーでワイン造りの工程を見学したり、テイスティングルームでオーストラリア各地のワインを楽しむことができる。ビジネスイベントには6つのファンクションルームや屋外スペースで10～1500名のイベントに対応。受賞歴があるケータリングはレベルが高く、ワインに合うメニューを豊富に取りそろえている。敷地内にブドウ畑があり、豊かな自然を感じられる環境でビジネスイベントを開くことができる。
National Wine Centre of Australian
https://nationalwinecentre.com.au
クイーンズランド州
Experience
ハートリース動物園
迫力のワニや愛らしいコアラを見学
ケアンズから北へ車で約4 0 分の野生動物公園。世界遺産に登録されている乾いた熱帯雨林とそこに生息する動 物を守るため、環境に配慮した持続可能な運営を行っている。広大な園内では、希少なコアラやクロコダイルなどを 飼育。園内のガイドツアーをはじめ、世界遺産の森での植林やジャンピングクロコダイルが目玉のボートクルーズなどを体験できる。M I C Eグループには朝食・昼食各15 0 名、計3 0 0 名に対応でき、食事の会場にコアラを登場させることも可能だ。
Hartley’s Crocodile Adventures
https://www.crocodileadventures.com
ニュー・サウス・ウェールズ州
Experience
ドルフィンウォッチングツアー
フレンドリーなイルカと触れ合いを
シドニーから車で約3時間南のジャービス・ベイは、美しい海と白い砂浜で知られる観光地。マングローブが生い茂る湿原などにより水陸の生態系が保たれ、海はイルカやクジラの生息地になっている。なかでも通年行われているドルフィンウォッチングクルーズが人気で、1年を通じてジャービス・ベイに生息する10 0頭以上のイルカとの遭遇率は高い。MICEグループには船を貸し切ることができるほか、近くの国立公園でブッシュウォーク体験ができ、地域のアボリジナル文化に触れることも可能だ。
Discover Jervis Bay
https://www.discoverjervisbay.com.au
ビクトリア州
Venue
メルボルン・コンベンション＆エキシビションセンター
メルボルンの中心部、ヤラ川沿いに位置する総面積約7万㎡の歴史ある総合会議施設。コンベンションセンターとエキシビションセンターが連結する建物はモダンな造りで、メルボルンを象徴する建築物の1つとなっている。多彩なベニューを取り揃え、大規模な展示会やパーティーから少人数の会議までさまざまな催しに対応可能だ。SDGsの取り組みにも積極的で、二酸化炭素排出量の削減や再生可能電力の供給、雨水の利用をはじめ、屋上のスカイファームではハーブや柑橘類を育てて地域に貢献している。
Melbourne Convention and Exhibition Centre
タスマニア州
Venue
スプリング・ベイ・ミル
工場跡がモダンなスペースに
ホバートの北東、車で約1時間半のトリアバンナからスプリング湾沿いを南下した先に、古い工場跡が残っている。 1970年代にウッドチップ工場として稼働していたもので、これがMICEにも最適なユニークベニューとして生まれ変わった。静けさをたたえる水辺の風景にオープンエアのウッドデッキや円形劇場、ブリキ小屋などがあり、ほかとは一線を画す環境でのイベント開催が可能だ。固有の植物を植え育て、自然エネルギーを活用し、オーガニックガーデンで食材を育てるなどSDGsにも力を入れている。
The Spring Bay Mill
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