ブリスベンやケアンズへ直行便が続々運航【クイーンズランド州①】
ゴールドコースト、ブリスベン、ケアンズの最新情報
オーストラリアを訪れる日本人旅行者は、コロナ禍が沈静化してから順調に回復。オーストラリア旅行の人気の高さが証明されている。なかでも日本から一番近いオーストラリアであるクイーンズランド州への旅行需要は力強く回復。ブリスベンやケアンズへの直行便の運航も時間を追って増えている。今回はこの人気の地、クイーンズランド州の最新観光情報をピックアップして紹介する。
ゴールドコースト
ブリスベン空港からゴールドコーストへはお手頃料金のシャトルバス利用がお勧め
日本からゴールドコーストへのゲートウェイが1 0月末からブリスベン空港となる。ゴールドコースト空港への直行便ではなくなるものの座席供給力は増強され、2024年2月からは関空/ブリスベンの運航が予定され、ゴールドコーストへアクセスできるフライトの合計座席数は過去最多となる見込みだ。
ブリスベン空港からゴールドコーストへのアクセス( 約7 8 ㎞ )は専用車なら1 時間。他にも電車(エアトレイン)やトラムなどの手段があるが、お勧めはエアポートシ ャトルバス。宿泊ホテルを周るサービス(片道72ドル、往復1 3 8ドル)やサーファーズパラダイスのトランジットセンター行きのサービス(片道50ドル、往復100ドル)もある。タクシーなら最低250ドル、ウーバーでも最低150ドルはかかるので、お手頃料金を希望する旅行者にはシャトルバスがお勧めだ。
https://www.queensland.com/jp/ja/places-to-see/destinations/gold-coast/brisbane-to-gold-coast-jp
新名所HOTAに行くなら観光フェリーHOPEで
H OTAはゴールドコーストの芸術拠点で、H OTAギャラリーでは1年中無料で各種アート作品を鑑賞できる。各種アートが楽しめるだけでなく、映画館やカフェ、レストラン、景観が最高な屋上バー、泳げる湖まであるH OTAは、総合エンターテインメント空間。日曜日にはマーケットが開かれ、朝食や観光客のお土産探しにも最適だ。
1 7ヘクタールもの広大な土地を市が購入したのは1 9 6 0 年代のこと。その後、アート系の施設が作られリノベーションを重ねながら常に芸術の中心だった場所だ。2 0 1 8 年に大幅なリブランドが実施され、Home of the Arts(HOTA)となってからは一段と魅力的なスペースとなって市民や観光客の人気を集めている。
サーファーズパラダイスの運河沿いにあるH OTAは、車や公共交通機関でも訪れることができるが、できればフェリーのH O P Oで行ってみたい。ゴールドコーストの新交通手段として人気のH O P Oは、運河から高層ビルや高級住宅などの景観を眺めながら移動できるため、観光フェリ ーとしても人気を集めている。H OTAに立ち寄った後は、再びHOPOを利用してマリーナミラージュやシーワールドまで足を延ばすこともできる。
クーリー・ロックス・オン・フェスティバル
ゴールドコーストの南部、クーランガッタでは毎年6 月、1 9 5 0 年代~7 0 年代の車と音楽とファッションを愛する老若男女が集まるイベントが開かれる。それがこのフェスティバル。来年は6月5~9日の5日間の開催だ。
期間中は世界中からロックンロール、ロカビリー、スウィングなどのミュージシャンが集まりステージパフォーマンスが繰り広げられる。60年代を代表するミュージシャン、エルヴィス・プレスリーをトリビュートするアーティストたちによるコンテストも開催。優勝者は米国のエルヴィス・ウィークへの出場権を獲得できる。
路上では2㎞にわたり、改造車のホットロッドや、クラシックカー、V8大排気量エンジンのマッスルカーなど9 0 0 台以上が集結。またビーチフロントでは期間中、毎日マーケットが開催され、レトログッズや50~70年代ファッションに合うビンテージ小物などが販売される。