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2024.10.23

ヒルトン グアム リゾート&スパ

プレミアタワーの改装工事が終了しワンランク上の客室へ
夜のエンターテインメントも拡充しさらなるリゾート感の演出に注力

 

タモンエリアで唯一波の音が聞こえるヒルトン グアム リゾート&スパ。1972年にグアム初の総合リゾートとして誕生して以来、多くの宿泊客を魅了してきた。今年2月にはプレミアタワーの改装工事が終了。時代に合わせてアップデートを重ね、マーケットのニーズに応えた各サービスを提供している。

プレミアタワーの客室

 

プレミアタワーの改装工事が終了

ゆとりあるワンランク上の客室に刷新

 

 3つの客室棟のひとつ、プレミアタワーの改装工事が今年2月に完了し、新たな装いで宿泊客を迎えている。今回の改装では、特にスタンダードカテゴリーの客室で大幅なリノベーションを行った。以前はカーペット敷きだったフロアをウッド調の床材に変更。モダンでシックな雰囲気となり、落ち着いたホテルステイを演出する。一方で、バルコニー手前のカウチやデスクがある場所にエリアラグを敷くことで、ヒルトンらしさも残した。クローゼットは扉のないオープンタイプに変更し、圧迫感が減少した。バスルームもシャワーブースを撤去し、洗面台をダブルシンクに変更し、宿泊客の使い勝手に配慮した仕様に生まれ変わった。
 メインタワーとタシタワーの人気も健在だ。特にヒルトングアムで最上級のサービスを提供するタシタワーは、日本人旅行者の間で人気が高い。その理由の1つが、タシタワーのすべての宿泊客がラウンジを利用できる点だ。コンチネンタルブレックファスト、カクテルアワーでのドリンクや軽食に加え、ラウンジの営業時間内は、フリードリンクサービスを提供している。さらに、アイランダーテラス、ロイズ、フィッシャーマンズコーブ、ツリーバーでは、タシタワー宿泊客限定の特典サービスを設定。円安を理由に米ドル圏への旅行を控える傾向がある昨今においては、特にファミリー層がタシタワーに宿泊すると、食事にかかる費用の面で大きいメリットがあるといえるだろう。

 

ツリーバーを大幅にリニューアル

夜のエンターテインメントも拡充

 

 宿泊客だけでなく、グアムの人たちにも人気のツリーバーでは、今年3月にカウチや籐風デザインの椅子、バー向きのテーブルを新たに導入し、オープンエアの開放的でリゾート感あふれるラウンジのようなバーに生まれ変わった。座席数も全180席に拡大したことで、より多くの人がリラックスして軽食やドリンクを楽しめるようになっている。
 そしてヒルトングアムが注力しているのが、夜のエンターテインメントだ。ツリーバーとロイズ ラウンジでは、週末にライブエンターテイメントを行っている。例えばツリーバーでは、木・金曜日がD J によるライブエンターテイメントが、土曜日にはバンドの生演奏が行われる。ロイズ ラウンジでは、木・金・土曜日にライブミュージックを楽しむことができる。

プレミアタワーの客室

リゾート感あふれるラウンジのようなバーに 生まれ変わったツリーバー

 

大小規模の団体への対応力に強み

レストランの個室利用も促進

 

 ヒルトングアムでは、さまざまな規模の団体に対応可能だが、特に50〜100人規模(25〜50室を利用)の団体に強みを持つ。報奨旅行などの場合は営業成績によって客室カテゴリーを変えたいという要望にも対応可能だ。
 レストランの個室利用も可能で、ロイズには8席の個室が2室あるほか、
フィッシャーマンズコーブにもサイズの異なる個室が1室ずつ(10〜12席が1室、20〜25席が1室)ある。役員や幹部がミーティングを兼ねた食事で利用することも可能だ。それ以上の規模の団体のパーティーであれば、6つのサイズが異なるバンケットルームを利用できる。屋外にも着席で100名以上400名まで収容できるスペースがあり、最大の宴会場であるマイクロネシアンボールルームを悪天候時のバックアップとして押さえておくこともできる。
 ヒルトングアムでは、ビュッフェだけでなくコースメニューにも対応。パーティー会場もテーブルクロスやナプキンなどを企業や団体のコーポレートカラーやイメージカラーに合わせた演出も可能で、細かな要望に応えている。

ツリーバーとロイズ ラウンジでは、 週末にライブエンターテイメントを実施

 

ペットボトルでの水の提供を廃止し

よりサステナブルなリゾートへ

 

 現在、よりサステナブルなホテルを目指し、さまざまな施策を実行に移している。その一環として順次進めているのが、ミネラルウォーターのペットボトルでの提供の廃止だ。これまでは毎日2本のミネラルウォーターのペットボトルを各客室に提供してきたが、保温・保冷機能がある容器を用意し、各フロアに設置するウォーターサーバーを利用できるようにする。2025年までには全客室・全フロアで必要な容
器やウォーターサーバーの設置を終える予定だ。

 

 

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