ワシントンD.C.、文化、多様性、音楽が織りなす活気あふれる街【ワシントンD.C.観光局】
アメリカ合衆国の首都ワシントンD.C.は、歴史、文化、コミュニティが独特かつ刺激的な形で融合する街だ。桜が咲き誇る春の美しい光景や、多様性と共生を祝う来年開催予定の「ワールドプライド2025」、そして注目の再開発地区「ザ・ワーフ」で開催されるジャズのソウルフルなリズムなど、ワシントンD.C.では訪れる人を魅了するさまざまな体験が待っている。ワシントンD.C.独自のイベントや伝統を探訪してみよう。
ワシントンD.C.の魅力を体験できるおすすめイベント
全米さくら祭り:毎年3~4月(2025年3月20日4月13日)
毎年春になると、ワシントンD.C.はソメイヨシノを主とした3000本以上の桜が咲き誇り、ピンクと白の美しい海に変貌する。
1912年に当時の尾崎行雄東京市長(現在の東京都知事にあたる)が桜の木を贈ったことに遡るこの全米さくら祭りは、アメリカと日本の文化を祝い、両国の変わらぬ友情を称える無料で楽しめるイベントだ。期間中は、カラフルな凧祭りや、音楽やグルメ、アート、花火など盛りだくさんの「ペタルパルーザ」、壮大なパレードなど、さまざまなイベントが開催される。
このイベントは、地元企業を紹介するだけでなく、訪れる観光客に日本文化を体験してもらうのにも一役買っている。ソメイヨシノの多くはタイダルベイスン周辺で咲き誇り、少し遅れて八重桜も楽しめる。ワシントンD.C.が提供する美しさと文化の豊かさを体験したい人には必見のイベントだ。
nationalcherryblossomfestival.org
DCジャズフェスティバル:毎年8月末~9月頭(2025年8月27~31日)
DCジャズフェスティバルは、ワシントンD.C.の文化的な象徴として20年間愛され続けているイベント。世界中から数千人の訪問者が訪れ、世界一流のパフォーマンスを楽しむ特別な週末となる。このフェスティバルは再開発地区「ザ・ワーフ」をはじめとするD.C.の各他で行われ、著名なジャズアーティストと新進気鋭の才能を紹介し、D.C.の豊かな音楽遺産を紹介する場にもなっている。
ワシントンD.C.はジャズ音楽の深い歴史を持つ街で、デューク・エリントンの生誕地だけでなく、ジャズ文化を長年にわたり育んできた。ダウンタウンのカーライル・ルームからキャピトルヒルのミスター・ヘンリーズまで、この街は何世代にもわたってジャズで活気にあふれてきた。
DCジャズフェスティバルは、この街の文化的構造を豊かにするだけでなく、年間を通じて無料の音楽教育プログラムを恵まれないコミュニティにも届け、ジャズがワシントンD.C.でインスピレーションを与え続けることを保証している。
www.dcjazzfest.org
ワールドプライド2025(2025年5月23日6月8日)
世界的な規模で多様性や平等、愛を祝う「ワールドプライド」。開催50年目の節目となる2025年は、ワシントンD.C.で行われる。世界中から約200万人が集まり、LGBTQ+コミュニティを称え、力強い一連のイベントを通じてその声を届ける。
オープニングセレモニー(5月30日)から幕を開け、スポーツフェスティバル(6月30日~7月4日)、音楽フェスティバル(6月6・7日)、そして象徴的なパレード(6月7日)など、さまざまなダイナミックなイベントが街全体で展開され、壮大なクロージングコンサート(6月8日)でフィナーレを迎える。
ワシントンD.C.の歴史的建造物を背景に開催される「ワールドプライド2025」は、多様性と一体感を象徴するイベントであり、年間を通じてLGBTQ+コミュニティへの支援を示すワシントンD.C.の姿勢を鮮やかに映し出すものとなるだろう。
worldpridedc.org
ワシントンD.C.観光局、日本での活動をスタート
ワシントンD.C.観光局は、日本市場でのプロモーション活動を本格的に開始する。まず、10月15~18日には、東京で初のセールス&メディアミッションを実施。また、すみだストリートジャズフェスティバル(10月19・20日)では一般消費者向けイベントを実施、全米さくら祭りやDCジャズフェスティバルの情報も発信する。さらに大阪で開催予定の「IGLTAグローバルコンベンション(10月23~26日)」にも参加、一連の活動を通じ、日本市場での知名度アップを図り、2024年には日本からの訪問者数を前年比40%増加させることを目指す。
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