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2025.03.27

持続可能な旅を世に広める記事に着目 ドイツ観光局が「サステナブルメディアアワード」実施

持続可能な観光=サステナブル・ツーリズムを広く浸透させていく上で重要な位置づけを担うのが、メディアによる露出だ。ドイツ観光局はドイツ各地で取り組まれている持続可能な観光に関する取り組みとあわせて、世界各地のメディアを通じて持続可能な観光を広く啓蒙した記事やジャーナリストに焦点を当てた表彰制度を創設。日本でも2023年から取り組みが始められている。

ドイツ観光局が持続可能な観光を啓蒙した記事やジャーナリストの表彰制度を実施
(写真は2023年の表彰式の模様)

 

日本人のドイツ渡航増加に影響を与えた話題を紹介

 第1回となった2023年は「ドイツ観光局サステナブルツーリズム記事コンテスト」として開催した。このコンテストでは、2023年1~10月末までに発表されたジャーナリストの記事から、持続可能な観光に即した内容で、かつ日本人旅行者のドイツ渡航増加に影響を与えた21点がノミネートされた。その中から、「正確性」「客観性」「構造性」「独自性」「共感度」の5つの観点から審査を行い、3点の記事を選出した。
 審査員賞には岡島真琴さんの「自転車に乗ると特典がもらえる ドイツ鉄道が『鉄道+自転車』の利用を促進」が、ドイツ観光局賞として、太田瑞穂さんの「『グリーン&クリーン」なドイツ旅、汚染からよみがえった工都・エッセン」が選ばれた。
 また、複数の視点からドイツの持続可能な観光を紹介したシュピッツナーゲル典子さんが功労賞に選出された。

 

独自の視点やストーリー性でドイツの持続可能な旅を露出

 2回目となった2024年は「執筆者」に焦点を当てたアワードとした。ドイツ観光局が実施したプレスツアーや同観光局の協力で取材を行った記事を執筆したジャーナリストの中から「グランプリ」「準グランプリ」「審査員特別賞」の3賞を設定し表彰した。
 グランプリには、独自の視点やストーリー性でドイツの持続可能な旅をシリーズ記事として紹介した鈴木博美さんが選ばれた。
 準グランプリには、共感性を呼び起こす記事を多数執筆した坪井由美子さんが選ばれた。
 審査員特別賞には、常に安定し、ブレのない高い文章力が評価された、シュピッツナーゲル典子さんが1回目に続き選出された。

独自の視点やストーリー性などを評価
(写真は朝日新聞デジタル「&トラベル」にて紹介された太田瑞穂さんの記事)

 

 

 

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