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防衛省、次期戦闘機開発22年度予算案に858億円
英国とエンジンの共同実証事業に着手、共通性など検討
※写真1=IHIが2018年に造ったXF9-1実証エンジンの模型。最大推力15トンへ達成した。優れた性能を証明したことで日英共同実証事業につながった
防衛省は12月22日、次期戦闘機F-X開発に必要な経費として2022年度予算案に858億円を計上することを発表した。岸信夫防衛大臣はF-X開発について、「公共財ともいえる航空優勢を確保する上で、国際協力を視野に着実に開発を進めることが大事」だと述べ、開発を遅らせることなく推進する意向を示した。こうした将来技術の開発を今後一層推進させるため「防衛力強化加速パッケージ」によって十分な予算を確保し、防衛力強化を図るという。将来技術の獲得に力を入れる考えだ。
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