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2010年1月15

 ANA伊東社長、JAL国際線継承「検討せず」
 自社で採算性判断、国際線1社化体制も否定

 全日空(ANA)の伊東信一郎社長が14日の会見で、日本航空(JAL)の再建で、路線整理が進められた場合、JALの路線を引き継ぐかということについて「継承するといったことはない。現時点でそういうことは検討していない」とJAL路線を継承するつもりはないことを強調した。ただ、JALが撤退した路線で、ANA自身がマーケティングを行ったうえで、採算性等を判断してネットワークの拡大を図る、としており、JALが撤退する路線であっても採算性を検討したうえで就航する可能性に含みを持たせた。ANAとしてはJALの経営再建問題以前より成田・羽田の増枠と羽田の国際化をにらんでネットワーク戦略を構築してきており、あくまでその流れのなかにおいて戦略を立てていく方針だ。


日刊旅行通信 CONTENTS


<トップニュース>
★ANA伊東社長、JAL国際線継承「検討せず」
 自社で採算性判断、国際線1社化体制も否定
 代替輸送、「出来うる限りのことはやる」
 JAL公的資金注入、ダンピングで市場の歪みを懸念
★前田航空局長、JALとデルタでATI適用は可能
 スカイチームに魅力、JAL再建は収益回復が優先
 国際線の1社化は消費者利便ならない
 アンフェア感解消に業界全体の底上げ策検討
 関空・中部の利用促進にLCC育成有効
 羽田発着枠の第2段階で半分以上国際線、成田30万回も早期実現へ
<旅行関連>
★「日本版・顧客満足度指数」の第2回調査実施
 サービス産業生産性協議会、旅行業など9業種
■旅行業のCS、価格納得感と品質で一体評価
 大手企業の平均CS値高く、総じて顧客満足高い
■国際航空業界、大手優位な市場でバラツキ大
 優良企業がベンチマーク、価格と品質両面評価
■国内交通(長距離)、価格納得感がCSに影響
★ルックJTB、10年度の西日本・中部発商品を発表
 西日本発は3%増の34.8万人目標、新路線に期待
 中部発はミクロネシア・欧州方面の拡大見込む
★KNT、プロゴルフ石川遼選手の記念切手を発売
★国交省関東運輸局、小田原・箱根で外国人の「ひとり歩き点検隊」
★スタークルーズ、業界向け優待運賃を設定
<航空関連>
★VIR日本支社長にリチャード・マイヤースコウ氏就任
 前任のサンズ氏は香港エリアマネージャーに
★ANA12月、国際線旅客18.9%増と「好調に回復」
 中国線旅客数21%増、1月は2.7%減に留まる見通し
★FDA、静岡、松本発の新規4路線開設を決定
 3機体制に対応、札幌、福岡線を、JALとFDAが業務協力へ
★羽田空港のARTSに障害発生、遅延・欠航便多発
★AAL、ハイチ地震被災者への寄付でマイル贈呈
<デスティネーション>
★ハワイ州観光局、モバイルサイトを全面オープン
<ホテル>
★IHG・ANA、グループ向けの専用予約デスク開設
 10室以上25室以下が対象、全世界を取り扱い
<組織・人事>
★人事異動 日本旅行(1月1日付)
■為替市況(14日)

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