日刊旅行通信

2010年07月22日

　09年度国内宿泊旅行、パック旅行費用2000億円減
　じゃらん調査、ETC割引影響、シェア15.9％に縮小

　リクルートのじゃらんリサーチセンターが発表した「じゃらん宿泊旅行調査2010」によると、2009年度（2009年4月～2010年3月）に宿泊旅行にかけられた費用総額は、前年度比12.6％減の7兆6984億円となり、過去6回の調査で初めて8兆円の大台を割り込み、過去最低を記録した。なかでも、「個人旅行」は12.4％減の6兆4736億円（シェア84.1％）、「パック旅行」は13.8％減（1967億円減）の1兆2248億円（シェア15.9％）となり、いずれも減少したものの、パック旅行はさらにシェアを落とした。

日刊旅行通信 CONTENTS

＜トップニュース＞
★09年度国内宿泊旅行、パック旅行費用2000億円減
　じゃらん調査、ETC割引影響、シェア15.9％に縮小
　宿泊旅行実施率、2.8ポイント減の60.3％に低下
　延べ宿泊数は8.4％減、費用も減少で不況色濃く
★海外パッケージツアー、夏休みの予約好調
　JATA調べ、8月15.1％増、全方面的に伸び
＜旅行関連＞
★BTMでシステム相互利用、出張手配・清算一本化
　HISとベネフィット・ワンが10月から提携開始
★JTB、北京に海外大学共同利用事務所を開設
　中国からの留学生拡大へ日本の大学をアピール
★2010年の海外旅行市場「プラス要素強い」
　JTB REPORT 2010発刊、“安・近・短”傾向続く
★トップツアー5月実績、海外60％増の22.5億円
　3ヵ月連続前年比プラス、総取扱額は12.9％増
★JATA、口蹄疫から復興願い宮崎県に見舞金募集
＜航空関連＞
★ワンワールド、今秋にも北米－欧州線で提携強化
　DOTがATI最終承認、AAL/BAWが共同事業開始へ
★JAL、デリー国際空港のターミナル変更
＜観光統計＞
★マリアナ6月日本人訪問者、20％増の1万3451人
　今年上半期は7.2％減の9万4322人で折り返し
＜デスティネーション＞
★「私のイチオシ」、口コミで渡航意欲を刺激
　オーストラリア政観、新キャンペーンを開始
　少量多品種化、口コミ重視、FIT化の動きに対応
　オンラインだけでなく旅行会社の役割も強調
　航空路線維持を最優先、第3国経由、修旅チャーターも
＜ホテル＞
★OHEA39期総会「他団体と積極的な活動協力を」
　テーマはコラボレイション、八長会長が挨拶
＜組織・人事＞
★日本旅行　人事異動
■為替市況（21日）

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